Creatodonでparse.yのUniversal Parserを使っている話

はじめに

これは僕が運営・管理しているCreatodonというMastodonのサーバーでRubyに最近導入されたparse.yのUniversal Parserを使うようにした時の備忘録になります。

Rubyに導入されたparse.yのUniversal Parserのビルド方法については以下の記事が参考になります。

blog.agile.esm.co.jp

parse.yのUniversal Parser についてのより詳しい話は、yui-knkさんの以下のスライドも参照していただければと思います。

speakerdeck.com

やったこと

Creatodonではrbenvを使って利用するRubyをビルドしているので、以下のように cppflags=-DUNIVERSAL_PARSERを渡しています。 またjemallocとyjitを併用しており、それらもオプションとして渡しています。

RUBY_CONFIGURE_OPTS="--with-jemalloc --enable-yjit cppflags=-DUNIVERSAL_PARSER" rbenv install 3.3.0-dev --verbose

上記のコマンドを実行して、エラーなどなく終了すればparse.yのUniversal Parserを利用したRubyがビルドできています。

現状とか

parse.yのUniversal Parserを利用するようにしてから一か月くらい経ちましたが、いままでのところ問題なく使えています。 なので、他のRailsアプリケーションなどでも問題なく使えるんじゃないかなと思いますね。