概要
今まで、ゲームリンクスではシナリオデータはGitで管理せず、手動でバックアップを取っていたりした。
で、「瑠璃の泪」制作からはシナリオデータもGit管理で行うようにしたんだけども
思いのほか、Git管理が良かったのでそれをオススメしていきたいと思う。
対象
PCでシナリオを書く人。
あとは、複数人でノベルゲームを制作するチームなど
Gitとは
Gitとは、元々はLinux開発のために開発されたバージョン管理システムのこと。
ソースコードの変更履歴などを把握することが容易なように作られており、ソフトウェア開発などで、よく使用されているバージョン管理システムでもある。
何故、物書きにGit?
小説などで変更箇所が多くなってくると、
「どこまで変更したのか?」
「前に書いてた内容の方がいいけど、戻せなくなった!」
「いつ、どう変更したんだっけ?」
といったことが分からなくなることがある。
そういったことを把握することがGitではできるのでオススメできるということ。
以下、具体的なメリット
①変更履歴が確認できる
③チーム制作での進捗把握
④もしもの時のバックアップ
①変更履歴が確認できる
いつ、だれが、どこを、どれだけ変更したのかが履歴を見ることで把握することが出来る。
そのため複数人でのシナリオ編集作業などでは大変重宝する。特にシナリオライターが複数人いる状況だと、開発能率はかなり良い。
まあ、ときたま変更箇所がかち合ってややこしい状況にもなるけど……
③チーム制作での進捗把握
バックアップ先のリモートリポジトリ(GitHub や Bitbucketなど)で変更した情報などが確認できるので、遠隔地で共同制作する場合などでも重宝する。
単独で使用しても変更履歴が把握できるメリットは大きいが、複数人での開発の場合特にその恩恵は大きい。
④もしもの時のバックアップ
先日の朝紀くんのPCみたく、「壊れた!」という場合でも問題なくリモートリポジトリからデータを復旧することが出来る。
そのため、安心して執筆に専念できる。
また、リモートリポジトリはネット上にあるので、出先のネットカフェなどでシナリオを書いたとしても、それをそのまま自宅のPCに取り込むことも可能。
以下、締め
まあ、ザクっとGit管理でのモノを書くことのメリットを述べてきたけど
PCを使ってシナリオや小説を書く人からするとかなり恩恵はあると思う。