道草は人生の華(ノベッセイ企画)

道草をするっていうのは、人生を豊かにしてくれるのではないかと思う。

かく言う僕も結構色んな道草を食ってきたし、それのおかげで貴重な経験もできたよなー。

それが今の肥やしになっているのでは……なんてもうこともあるねー。

例えば、旅先で急遽予定変更して別の場所まで急遽移動するなんてこともよくやってる。

一番印象深いのは、数年前の東京での出来事かなー?

メダロットって作品のオンリーイベントが東京であってそれに参加したんだ。

で、目的の新刊とか買えたんだけど、時間が余っちゃってね

どうするべーって考えてた時、インターネットでちょうどTGSをやってることを知ったんだよね。

当時、TGS(東京ゲームショウ)の名前は知ってたけど、どういうイベントなのかよく知らなかったんだよね……。

で、「時間もあるし行ってみるか」と思い付きで東京から幕張まで電車とバスを乗り継いで移動。

ついでに秋葉原も寄って見たかったので、秋葉原でいったん降りてみたり。

いやぁ、まさか本当にメイドさんが客引きやってるとは思わなかったねー。

まあ、華麗にスルーしたんだけどさー。

ヴィクトリア朝メイドさんだったらついていったかもしれないけど……

ミニスカートなメイドさんはなんかこれじゃない感が凄くて……

個人的にメイドさんヴィクトリア朝メイドな印象。

異論は認めないよ?

まあ、そんなこんなしながら幕張までは何とか着いたんだよなー。

東京駅構内で同じ駅員さんに道を尋ねたりしちゃったけど……

仕方ないのさ、山陰の駅ってものすごいシンプルなんだもの。

無人駅すらある山陰から、複雑な駅構造をする東京に行ったんだもの。

迷うのは仕方ない。

この調子じゃ、梅田駅行ったら生きて帰ってこれないかもな……

閑話休題

で、生まれて初めてTGSに行ったわけなんだけど

いやぁ、圧巻。

もう目に入る情報量と人の多さ。

凄いのなんの。

「いやぁ、来てよかった!」と心の底から思ったね!

で、何よりうれしかったのはたまたま行ったTGSで憧れのゲームデザイナーとニアミスしたこと

目の前を尊敬する人間が歩いていくってのはファン冥利に尽きるねー。

で、この時の経験から旅先の近くでイベントなどがあるときは足を運んだりしてる。

何か、面白い出来事があるんじゃないかって思うからだろうね

実際、そんなこんなで色んなイベントに足を運んでみてるけど

おかげで色んな知見がたまるたまる。

ま、全然収穫のない時もあるんだけどさー。

あと、旅先の骨董屋や古本屋・美術館に足を運んだりするのも好きだねー。

ちょうど呉に来てた時、Twitterでバズってた猫の美術展が尾道でやってて

「よし、車で一時間くらいだし行ってみよう」ってなって行ったよなぁ

withnews.jp

そしたら、ちょうど美術館の前に猫が一匹来ててね。

警備員さんとのにらみ合いって微笑ましい光景が見れたんだよな。

おまけに美術展の内容もかなり面白かったね。

たしか、世界中の猫に関する美術品をコレクションした人が開いた美術展でね。

木彫りの猫やら、絵画の猫やらがたくさん並んでたよ。

猫好きなら行ってみると良いと思うよ。他な美術館でやってるみたいだし。

ちなみに、骨董屋に行ったときはインドのガネーシャ象に関する蘊蓄をたっぷり一時間くらいきけたんだよな……

面白いんだけど、如何せん営業トークMAXだったからねー。引き際を見極めるのが難しかった……。

骨董屋は声をかけられるまでは自分でじっくり眺めれるからいいけどさ。

人によっては営業強めだったりするからなぁ。

まあ、その話もまた創作の肥やしになるから嬉しいのは嬉しいんだけど。

古本屋に行ったときは、読んだことのない作家の本を買うようにしてるねー。

単純に知らないだけで面白い小説って山のようにあるからね。

食わず嫌いしないって意味もあるけど。

で、案外面白い人に出会ったりするんだよなー。

その分、「なんでこれ買っちゃったんだろう」って本もあるけどね……

正直、道草って人から見ると良い印象がなかったりするけど、僕は結構いいもんだと思ってるよ。

でも、たまたま道草でTGSに行かなかったら憧れの人に会えなかっただろうし、Twitterでバズった美術展にも行けなかっただろうし。

ホント何がどう転ぶかわからないよねー。

本当に、こういうちょっとしたきっかけで面白いことを経験できるってのはいいよなぁ。

うん、道草は人生を豊かにする華ですよ!(ただし、道草を食いすぎるのは厳禁ね)